【音楽】  6年B組 「ひびき合いを生かして」
授業者 大山 光子 
 本時では音の重なりに着目して,どのように演奏を始めたらカノンの美しい響きが生まれるのかを確かめる活動を取り入れました。その活動の中で,美しい響きに気付くことができるように,音の重なりが合わない始め方を取り上げました。音の重なりという「見方・考え方」を用い,「対話」を通して,不協和音のようで音がぶつかり合っているから心地よい響きではないことに気付くことができました。音の重なりが合う始め方の演奏後には,感覚的に合うだけでなく,楽譜から「ドとミの重なりだから合う」など,音楽的な根拠をもって説明することができました。
 知識面での共有もでき,演奏後のふり返りには,「音の重なりを感じて演奏することができた。音の重なりや和音は,演奏するときに重要なポイントになる。」などがあり,確実に音の重なりを意識する様子が見られました。言語活動と表現(音楽活動)を繰り返し行うことが大切であることを強く感じた実践でした。