【理科】  3年A組 「電気の通り道を調べよう」
授業者 清水 琢 
 はじめに,子どもたちが「豆電球がつくかどうか最も疑問に思った回路」である「とても長い回路」として,16mのアルミホイルを途中に入れた回路について予想を立てました。「アルミニウムは金属だから豆電球はつく」「長くても回路ができているからつく」等,前時までに形成してきた科学的な概念に基づいた見方。そして「金属だけれど,電気が散らばって届かない」「つくけれど時間がかかる」等,回路の長さが影響を与えるのではないかという考え。
 子どもたちはそれぞれ自分なりの「見方・考え方」を働かせながら立てた予想をもとに検証実験に臨みました。その後「切れそうに細い回路」や「乾電池より豆電球の方が高い場所にある回路」についても「対話」と検証を繰り返し,最終的に「長くても細くても高さが違っても,回路ができてさえいれば豆電球はつく」という結論に達し,回路についての科学概念がより強化された時間となりました。